先天性心疾患がある息子が幼稚園に入園する時に不安だったこと・聞かれたこと

公開日 2025年11月21日 最終更新日 2025年11月21日

私は生まれてきた長男が、生後二日で先天性心疾患である心房中隔欠損症と心室中隔欠損症と診断されました。

そんな長男も、1歳11ヶ月で幼稚園(認定こども園)に入園することになりました。最初はもう少し自宅保育をした方が良いのか葛藤もありましたが、親の不安とは裏腹に子供は楽しく元気に登園しています。

そこでここでは、幼稚園入園のきっかけや不安だったこと、入園時に幼稚園側から聞かれたこと、実際に入園してみて感じたことなどをお伝えしていきます。先天性心疾患のある子供の入園を検討している方のお役に立てれば幸いです。

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執筆:はづき

ライター。看護師として循環器・心臓血管外科病棟で働いていた。1歳の長男は心房・心室中隔欠損症あり。現在心房は自然に閉じて心室中隔欠損症の経過観察中。執筆記事一覧

【目次】

先天性心疾患がある息子が入園した年齢やきっかけ・幼稚園側に聞かれたこと

先天性心疾患のある息子が幼稚園(認定こども園)に入園したのは、1歳11ヶ月でした。産休等取っていたわけではありませんが、私が仕事を再開することから、2歳の誕生日を目前に入園することになりました。

その時の息子の病状としては、半年に一度病院に通いエコー等で経過を見てはいましたが、特別な治療はしておらず日々元気に過ごしていました。段々と活動量も増え元気に動き回っていたため、あえて自宅保育ではなくても良いと感じたことが入園を検討するきっかけになりました。また、かかりつけの医師にも心臓のことを心配して入園をためらったり活動を制限する必要はないといわれていたことも大きな励みになりました。

そんな息子が幼稚園に入園した際に幼稚園側に聞かれたことは主に、どういった病気で活動制限はあるのか、気を付けなければいけないことはあるかという点です。特に活動制限なく、他の子と同じように過ごして良いこと、日々の生活を送る上で特別気を付けることはなく、定期的に病院に通っており経過観察となっていることを伝えました。

入園して以降、特にそれ以上聞かれることもなく、特別気を使ってもらうこともなく他の園児たちと同じように今も幼稚園生活を送っています。

先天性心疾患がある息子が入園する際親として不安だったこと

息子が入園することが決まり、先天性心疾患があるため親として不安だったことは主に2つ。1つ目が風邪をもらってきてしまう点、2つ目は体力的についていけるかという点でした。

1つ目の風邪をもらってきてしまうという点は、どうしても集団で生活することになると風邪や流行り病をもらってきてしまいそれが重症化しないかすごく不安でした。普通の風邪であれば良いですが、合併症や重症化のことを考えるととても不安で、それをきっかけに心臓自体に負担がかかって悪化してしまうのではないかと考えることもありました。

ただ、かかりつけ医に「風邪をもらって、もし心疾患が悪化してしまったらそれはそれで手術のタイミングだったんだと思うしかないし、心配しすぎて活動を制限する方が子供の成長を妨げてしまう」と言われていたことがとても印象に残っており、子供にとって幼稚園にいくことがプラスになる面の方が多いのではないかと考えました。また、すでに上の子が幼稚園に通っていたため何度か上の子がもらってきた風邪が下の子にも移っていたこともあり、結局かかってしまうなら…という想いもありました。

2つ目の不安だったことは、幼稚園での生活に体力的についていけるのか心配でした。心疾患があるためか、生まれたばかりの頃からとてもよく寝る子だったため、1日幼稚園で過ごせるかとても心配でした。

ただ、入園した年齢的にもまだ2歳前だったため、子供によって活動量の幅がありお昼寝の時間も長めに取ってもらえていたためか問題なく1日過ごすことができていました。逆にもう少し大きくなってから入園だったら活動も増えていて大変だったのではないかと感じます。

【関連コラム】

先天性心疾患がある息子が実際に入園してみて

先天性心疾患がある息子が実際に入園してみて感じたことは、悩んだけれど幼稚園に通うことを決めて良かったということです。

実際に入園してみたら、風邪をひくことはあっても重症化してしまうこともなく生活できています。逆に、軽い風邪に何度もかかるおかげなのか、体力がついたからなのかひどく寝込むようなことがなくなりました。

また、幼稚園の先生と二人三脚で子供を見ている感じがあり、一人だけで抱えなくてもよい、相談できる相手がいるという安心感も生まれました。同じクラスのお友達の名前を覚えたり、一緒に走り回ったり笑いあっている姿を見られる点も、幼稚園に入園してよかったなと感じるきっかけになりました。

現在3歳半になる息子ですが、幼稚園に入園してから親子ともども様々な人と出会うきっかけになりたくさんの経験をしているため、親である私が心配しすぎて息子の生活を狭めることにならなくてよかったと感じます。

対策をすれば過度は心配は要らない

今回は、先天性心疾患があるわが子の入園時に不安だったことや幼稚園側に聞かれたこと、実際に入園してみて感じた事をお伝えしていきました。幼稚園入園を考えた時、正直まだ早いのではないか、風邪をもらって切ない想いをするのではないかと不安や葛藤もありました。

ですが、親が思うより子供は逞しく元気に毎日を過ごしてくれています。風邪を貰ってしまうこともありますが重症化する事もなく日々過ごすことが出来ており、体力もついたように感じます。

お友達と遊んだり、楽しそうな様子を見ると過度に心配しすぎず入園させて良かったと改めて思います。今後も不安は尽きないですが、心配し過ぎず子供を信じて過ごしていきたいです。

ライター。看護師として循環器・心臓血管外科病棟で働いていた。1歳の長男は心房・心室中隔欠損症あり。現在心房は自然に閉じて心室中隔欠損症の経過観察中。