安心できる未来を目指すNPO法人 ハートキッズ・ジャパン

公開日 2024年2月16日 最終更新日 2024年2月22日

ハートキッズ・ジャパンは、先天性心疾患を持つ子どもとその家族が安心した未来を迎えられるためのサポートを行っているNPO法人です。

ハートキッズ・ジャパンの概要や活動内容について、ご紹介します!

ハードキッズ・ジャパン公式サイト

【目次】

ハートキッズ・ジャパンはどんな団体?

NPO法人ハートキッズ・ジャパンは、100人に1人の割合で産まれる先天性心疾患を抱えた子ども、そしてその家族を支えるために設立された団体です。

心臓病に対する外科手術や治療法は、この数十年で進歩し心臓病患者の救命率は向上しました。しかし、子どもに対する心臓移植が追いついていないなど、まだまだ解決するべき課題があります。

ハートキッズ・ジャパンは、生まれてきた先天性心疾患を抱える子どもが、そういった環境に負けることなく明るい未来を手に入れるために、様々な活動を行っています。

ハートキッズ・ジャパンの活動内容

ハートキッズジャパンでは、心臓病を持つ子どもやその家族に対して、先天性心疾患に関する知識や、生活をしていく上で必要な情報を手に入れる機会を作る活動をしています。

また当事者たちに対してだけではなく、地域や社会に対しても先天性心疾患への理解を深めるための取り組みも行っています。

ハートキッズ教室2023(心臓外科医体験)

 

2023年11月に、千葉市きぼーる内 千葉市子ども交流館で『ハートキッズ教室2023』を開催しました。

こちらのイベントでは、心臓モデルを参考に心臓の構造を勉強したり、人工弁の縫合体験、心臓をペーパークラフトで作成するなど。多方面から、心臓病への理解を深めるイベントになりました。

当日の様子

教育・広報のための公演活動

当事者やその家族以外の人に対して、先天性心疾患に対する理解を深めてもらうきっかけを作るための公演活動を行っています。

2021年11月に千葉市「きぼーる」科学館にて「先天性心疾患の心臓外科治療と医工学」を開催。

定期的に上記のような講演会を実施することで、心臓病への理解を深める機会提供を行っています。

治療法開発のための研究支援

先天性心疾患の治療については、まだわからないことがたくさんあります。

そのため、現状より良い治療法を見つけるための研究が日々行われています。

ハートキッズ・ジャパンでは、大学や医療機関で行われている研究への支援活動を行っています。

小児病棟サンタクロース訪問

様々な疾患を抱える子どもの中には、長期入院をしていたり、繰り返す入退院が必要な子どもも少なくありません。

そういった入院中の子どもを対象に、毎年クリスマスの時期にに千葉大学附属病院の小児病棟を訪問し、クリスマスプレゼントを送るイベントを続けています。

2023年のクリスマスもイタリア人のサンタクロースと病棟を訪問し、プレゼントを届けました。

ホームモニタリングプログラム

単心室症を発症している場合、段階的な手術が必要になります。

新生児期に行う1度目の手術後から2度目の手術までの間は、循環や呼吸、栄養接種が不安定になりやすい期間です。

ホームモニタリングプログラムは、家族が最初の手術を終えた子どもに対して行うケアのサポートを目的に、アメリカで取り組まれているプログラムです。

ハートキッズ・ジャパンでは、このホームモニタリングを日本で普及させるための活動を行っています。

ハートキッズ・ジャパンと一緒に心臓病の子どもたちを支える

ハートキッズ・ジャパンでは、様々な活動を通して心臓病を持つ子どもとその家族をサポートしています。

しかしその活動を続けていくためには、ハートキッズ・ジャパンへの支援が必要不可欠です。

【支援の方法】

  • ボランティア活動
  • 寄付→寄付先はこちら
  • 会員として活動に参加

1つでも多くの家族、1人でも多くの子どもに明るい未来を届けるための活動を今後も継続していきます。活動のご支援を、よろしくお願いいたします!

ハードキッズ・ジャパン公式サイト

記事中の画像は、ハートキッズ・ジャパン公式サイトから引用しています。

編集者。大学卒業直前に心室細動を起こし、AEDによる救命を経験。現在はS-ICDを挿入している。障害者雇用専門の転職エージェントを経験し、ライター、編集者として独立。やたらと甘いものを食べている。(Twitter:@hayawo_)